人に裏切られたときの対処法

人間関係

だれしも人生で一度は「人に裏切られた」と感じたことがあるでしょう。

たとえば彼氏に浮気された、仕事の功績を同僚に奪われた、作品を模倣された、いい商品だと聞いていたのにちっともよくなかった、といった場面です。

そんなとき、あなたならどうしますか?

・自分を裏切った相手を恨む、憎む、倍返しする

・解決に必死になる

・ひたすら相手を責めて負の感情をまわりにぶちまける

・自信を失って殻に閉じこもる

・人付き合いを避ける、もしくは深く付き合わないようにする

・物に当たる・人のせいにする

しかしこれらの対処法は、「裏切られた」という感情に固守することになり、余計に自分を苦しめることになります。

このブログでは、「裏切り」についての考察と人に裏切られたときの対処法をお伝えします。

人はなぜ「裏切られた」と感じるのか

まずはじめに、人はなぜ「裏切られた」と感じるのかを説明します。

だれかに対して「裏切られた」という感情が芽生えるのは、「自分の想定範囲外の言動を相手がしたことによって、自分の心が傷つけられたとき」です。

自分の想定範囲外の言動とは、浮気をするような人ではないと思っていたのに浮気されたとか、信頼していた同僚がまわりを利用して功績を横取りするような人間だった、という状況です。

ですが、これは本当に「裏切り」と言えるでしょうか?

人の性格は、なんらかの急性疾患や外傷等を除いては急に変わることはありません。

実のところ、人を裏切るような人間にはもともとそういう一面があり、単に自分がその一面を知らなかっただけなのです。

薄々気づいていたのに伝えるのが怖いとか相手と縁を切りたくなくて見過ごしている人もいるでしょう。

だれしも、相手にちょっとやさしくされただけで「この人はいい人だ。信頼できそう。」と親近感をおぼえたり、美人で聡明だからといって「きっとこの人は心もきれいだ」と美化したりすることがあると思います。

その過程で、無意識のうちに相手の理想像をつくりあげてそれがその人のすべてだと思い込むことで、それまで隠されていた相手の“意外な一面”に気づけないもしくは見て見ぬふりをしていると言えます。

そう考えると、「裏切り」は本当の意味での「裏切り」とは言えないことがわかります。

人に裏切られやすい人の特徴

そうは言っても、世の中には裏切り行為をされやすい人とされにくい人がいるのも事実です。

両者の違いは「隙があるかどうか」です。

つまりは、いつも自信なさげで相手に依存しているのです。

・すぐ人を信用する
・自分の意見がない
・相手に流されやすい
・なんでも相手に合わせる
・自信のなさを攻撃的になることで隠している
・目線を合わせない
・姿勢がわるい
・小さい声でモゾモゾ話す

経験上、こうした特徴を持っていると人に利用されやすいと感じます。

知り合いのAさんは人にこき使われ・借金を背負わされ・家庭崩壊、またBさんはいじめにあい・心身が崩壊し・精神疾患を発症(ぽよら自身のことでもあります)。

ハッキリ言って自分で自分の人生を苦しめています。

ここから抜け出すためには、自分に自信を持って堂々とした態度で相手と接することが大切です。

人に裏切られたときの3つの対処法

以上を踏まえた上で、人に裏切られたときの対処法をまとめます。

自分も他人もいろんな一面を持っていることを知る

まずは予備知識として、人間はもともといい部分だけでなく悪い部分もある、どんなにいい人だと思っていても必ず悪い部分がある、という事実を知っているかどうかです。

そうすることで、裏切られたときの心の衝撃がいくぶん和らぐことでしょう。

自分が気づいていなかった相手の一面を受け入れる

相手の意外な一面を知ったときは、それを素直に「受け入れる」ことです。

受け入れるとは、許すとか妥協するという意味ではありません

浮気をされたなら「この人はもともと女癖がわるいんだな」、功績を横取りされたなら「この人は人を蹴落としてのし上がっていくタイプなんだな」と、どんな一面もその人の一部であると理解することです。

このとき、まちがっても自分を責めることはしないでください。あくまで相手の問題なので。

(※巷では浮気は両者の問題と言われることもありますが、確かにパートナーシップという面では否定できない部分もあります。しかしだからと言って、実際に浮気をするかどうかは個人の問題です。)

相手と「付き合うか否か」を選択する

相手の意外な一面を受け入れることができたら、その一面を持つ相手でも「付き合いたいかどうか」を自問自答して選択します。

もしそれでも付き合いたいと思うのであれば、また同じ目にあうことを覚悟で付き合うのもいいでしょう。

人によっては、自分がガマンすればいいだけだという自分の感情の抑圧、きっと相手は変わってくれるはずという期待、自分なら相手を変えることができるという責任感、ここで関係を断ち切ったら自分が苦しむかもしれない・相手に逆恨みされるかもしれないといったネガティブな発想、この人とつながっていれば何らかの恩恵を受けられるかもしれないといった感情を抱くこともあると思います。

しかしこれらの感情は「分離不安から相手にしがみついている状態」でしかありません。

ときにはキッパリと縁を切ることも大切です。

悪縁を絶つことで良縁に巡り合えるのですから。

選択の基準はいつでも「自分のしあわせ」なのです。

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